戻る

 



 

フォールトトレランスは、システムの構成要素にフォールトが生じた場合、外部に対して行うサービスに異常を一切生じないようにマスクするフォールトマスキング、多少の性能低下はあっても一定の水準を維持しつつ動作を続けるようにするフェ−ルソフト、万一機能が停止しても危険な出力を生じないようにするフェールセーフなどがある。

これらのうち、フェールセーフは、一般的にすべてのシステムが備えるべきフォールトトレランスの形態とも言われている。

 

 

Fault Tolerance

 “Faultは欠点、欠陥、失敗という意味で、Toleranceは耐久力、我慢といった意味の語である。「耐障害性」と訳すこともある。ちなみに、フォールトトレランスは名詞で、形容詞になると「フォールトトレラント」となる。

 この語は漠然と高信頼性を意味するわけではなく、具体的にハードウェアの2重化構成を指すのが一般的だ。深刻な故障が発生してもシステムの運用が影響を受けないように、あらかじめハードウェアを2重化しておくことを意味することが多い。高信頼性を実現するためには、ハードウェアを吟味して品質の高いものだけで構成したり、こまめに診断を行なって重大な障害に発展する前の兆候をつかんで予防的に部品交換を促す、などの手法が取られる。フォールトトレランスを実現するためには、ここからさらに一歩進み、どちらにしても故障は避けられないという観点から、あらかじめ故障に備えて予備を用意しておく、という発想である。本来は、航空機や宇宙開発ので取り入れられた設計思想である「フェイルセーフ」(Fail Safe)と同様の考え方だ。

http://yougo.ascii24.com/gh/78/007872.html

 

フォールトトレランス fault tolerance】

コンピュータシステムに障害が発生したときに、正常な動作を保ち続ける能力。言い換えれば、障害発生時の被害を最小限度に抑える能力のことである。「耐障害性」「故障許容力」などと訳される。
アベイラビリティと共に使われることも多い言葉だが、「どれだけ障害が発生しにくいか」ではなく「故障が起こった際にどれだけ耐えられるか」という意味が強い。
代用サーバを用意して障害発生時にはそちらに切り替える、定期的にバックアップをとる、無停電電源装置を用意する、などがよく知られたフォールトトレランス上昇の試みである。ディスクの耐障害性を高めるRAID-5なども、フォールトトレランスを高める技術の代表例と言える。

http://e-words.jp/w/E38395E382A9E383BCE383ABE38388E38388E383ACE383A9E383B3E382B9.html

 

 

 


 

ディジタル電話交換機では、一般的に、制御機能を幾つかのプロセッサに分散させた分散制御方式が採用されている。分散制御方式には、負荷分散制御方式、機能分散制御方式、ユニット分散制御方式などがある。

これらのうち、負荷分散制御方式は、同一機能のモジュールを複数用意し、これらに制御を分担させる方式である。この方式では、システム構成上、様々な交換設備規模にも適用可能であり融通性の向上を図ることなどができる。

また、機能分散制御方式は、制御内容別に処理を分割し、これらを複数のモジュール分担させる方式である。この方式ではソフトウェアの簡明化ができ、生産性・融通性の向上を図ることなどができる。

 

 


 

問4

 

 

戻る