戻る

 

 

出題の元と思われる文章を発見。http://www.ieice.org/jpn/books/HB/text/8gun/gaiyo8-7.htm

 

 大規模なソフトウェアの開発を管理・制御するためには, 開発プロセスを確立する必要があり, ソフトウェアライフサイクルが導入された.分析, 設計, 製造, テスト, 保守の工程からなるライフサイクルを対象として管理方法が提案され, その代表例としてウォータフォールモデルとスパイラルモデルがある.その後, 開発組織がもつ管理能力を品質保証という観点から評価するプロセス成熟度という概念が導入された.現状の能力に合わせた施策をとることで組織が行うプロセスを改善する.
 多くの技術者が均質な設計品質を達成するためには, 共通の規範となる設計方法論が必要である.方法論は設計対象を表現する記法と設計手順を定める運用の二つの側面をもつ.提供する設計記法ならびに運用方法の違いから構造化分析設計, オブジェクト指向分析設計, などが提案された.

 

 オブジェクト指向プログラミング技術の広がりと共に, ソフトウェアの再利用技術が本格化してきた.コンポーネントウェアに代表されるプログラム部品の再利用と設計情報からプログラムを自動生成するジェネレータなどのツールによる再利用技術がある.デザインパターンやソフトウェアアーキテクチャを定式化・蓄積することで設計情報を再利用する技術も実務で使われるようになってきた.また, 既存ソフトウェア資産の寿命を延ばし, 有効活用するためのリエンジニアリングは保守ならびに再利用の観点から重要な技術である.今後, 特定応用ドメインの情報に踏み込んだ再利用技術が本格化することが期待される.

 

 ソフトウェア開発を効果的に支援するツールを総称して CASE と呼ぶ.特定の設計方法論に準拠する CASE と, UNIX が提供するツール群のように方法論を前提としない統合開発環境がある.いずれの場合でもソフトウェア開発で必要となる情報を一元管理するリポジトリーが重要な役割を果たす.また, 多くの技術者の共同開発作業を支援するためにグループウェアのような一般的な作業支援ツールも必要となる.今後, WWW を利用した分散開発形態が一般化すると共に, 新しい分散開発支援ツールの登場が待たれる.

 

 

 

 

2001年版初級シスアド標準教科書より

 

 

A 正しい

B 正しい

C バブルごとに一段階下のレベルでより詳細に記述するという方法がとられるので、正しい

 

 

 

 

A STS分割は、源泉(S)、変換(T)、吸収(S)の三つに分割されるので、誤り

B TR分割法はデータの流れに着目した手法。正しい

C ジャクソン法はデータ構造に着目した手法。正しい

 

 

 

 

(1)     正しい

(2)     ウォーターフォールモデルは、大規模、定型的なソフトウェア開発に使われる。誤り

(3)     正しい

(4)     えーと、明らかに(2)が誤りなので、正しいと判断

 

 

 

 

(1)     独立性の高いモジュールが良いモジュール。誤り

(2)     単一機能のみを実現しているモジュールの強度は強い。誤り

(3)     結合度が弱いモジュールは独立性が高い。誤り

(4)     モジュールの制御領域とはモジュール同士が制御しあう範囲で、上位モジュールとそれに属する下位モジュールのすべて。影響領域とは、あるモジュールで設定された条件が取り扱われるすべてのモジュール。影響領域が制御領域に収まっていることが評価尺度になる。 正しい

 

参考ページ http://www.itac.gr.jp/cait/book_01/Tx01_p14.htm

 

 

 

戻る